今日は、本業で開始しているDXプロジェクトとその進捗について、紹介させていただこうと思います。
目指す姿
構築しようとしているのはデータベースで、私たちの構想する必要要件としては、ざっくりと以下のようなものです。
①過去の膨大なデータの一元管理
各データはパワーポイント形式に整理されています。
データの内容は日付や製品基本情報、課題と原因、その対策などです。最終的には、これらの情報に対する検索性を持たせる。
②データベース内に保存したら、データを読み込んで自動でリスト化し、こちらの指定する形式でグラフ化まで行う。
リスト、グラフは閲覧と編集、ダウンロードが可能。
国内だけでなく、海外からも同じようにアクセスできる。
③入力したデータは、紐付けたキーワードでデータの検索、出力が可能
データは、課題別、発生地別などで層別して一覧として出力され、各案件のリンク先から詳細データを閲覧できる。
※補足として、海外のメンバーの知見を高めるため、業務関連の基礎知識や日本で課題解決のために揃えたデータや考え方を整理した資料も格納することで、ライブラリも作りたい。
本業の機密情報もあり全ては語れませんが、上記を満たすデータベースを構築したいと考えています。
実装ツールは何を選択する?
上記のように要件が具体化できてきたら、今度はどのソフトでデータベースを実装するかの選定になります。
弊社にもDX専任部署があり、やりたいことを理解してもらえた結果、必要としている機能を実装するためのツールを提案してもらうことができます。このような専任チームが組織内にいることは非常に大きな利点ですね。
今回、まだ最終的にどのツールを選択するかは決まっていないのですが、Microsoft PowerAppsやBIツールというMicrosoftの標準ソフトを使うことでベンダーに依頼しなくても社内で作れる可能性が出てきました。
Microsoft PowerAppsやBIツールとは
ビジネスのプロセス改革とデータ活用において活用されているのが、「PowerApps」と「BIツール」といったAIツールです。
イノベーションのためのアプリ開発:PowerApps
PowerAppsは、コーディング不要でカスタムアプリを開発できるノーコードプラットフォームです。
スマートフォン、タブレット、デスクトップなどの全てで使うことができるアプリを構築できます。また、ビジュアル的にも使いやすいユーザーフレンドリーなインターフェースを構築することができます。
データを見える化:ビジネスインテリジェンス(BI)ツール
BIツールは、ビジネスデータを視覚的かつ理解しやすい形で分析・可視化するツールです。大量のデータを同一ページ上で整理・分析して円滑な意思決定を行うための助けになります。
ダッシュボードは、グラフやチャート、指標を一つの画面にまとめ、リアルタイムでビジネスのステータスを把握できるようにします。レポートとしても出力でき、詳細な分析結果を提供し、トレンドやパターンを発見するのに役立ちますので、迅速な意思決定が可能になります。
ビジネスの課題を解決しビジョンを実現するツール
PowerAppsとBIツールは、デジタル時代のビジネスにおいて、イノベーションと効率化の鍵を握るツールです。カスタムアプリの開発やデータの見える化を通じて、自分たちの目指すビジョンの到達が近づきます。今後の変化の激しいビジネス環境において、これらのツールが革命を起こす力を秘めています。
私のプロジェクトを通して、これらのツールがどう活用されるかを共有していきます。皆さんも是非、自らの成長とビジネスの未来を拓くために探求してみてください。
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