はじめに
ChatGPTの音声入力機能を使ってAIにコンサルタントになってもらい、キャリア相談してみました。
テーマは、「私はデジタル人材になれるのか?」です。
その精度はどんなものでしょうか?私の悩みは解決されるのか、順を追って見ていきましょう。
まずはロールプレイから
まずはChatGPTに役割を与えます。
私からのプロンプト:あなたはITコンサルタントです。これから、デジタル人材を目指す私のキャリア相談の相手になってください。
ChatGPTの回答はボリュームが多いので引用で記述します。
もちろん、デジタル人材としてのキャリアについてお手伝いできます。デジタル分野でのキャリアを築くためのアドバイスを提供します。まず、以下のステップを考えてみてください:
1. **スキルの評価と習得**: デジタル分野は広範で、特定のスキルが求められます。まず、自分の強みや関心を評価し、どのスキルを磨くべきかを決定しましょう。プログラミング、データ分析、ウェブ開発、クラウドコンピューティングなど、幅広い分野があります。
2. **教育とトレーニング**: 選んだスキルを習得するためのリソースを見つけましょう。オンラインコース、モーレツアカデミー、専門学校、大学など、学習方法はさまざまです。
3. **プロジェクトとポートフォリオの構築**: 学んだスキルを実践で使用し、自分のポートフォリオを構築しましょう。オープンソースプロジェクトへの参加や個人プロジェクトの作成が役立ちます。
4. **ネットワーキング**: デジタルコミュニティやイベントに参加して、業界のプロフェッショナルとつながりましょう。LinkedInなどのプロフェッショナルネットワークを活用することも重要です。
5. **ジョブサーチと面接の準備**: 履歴書とカバーレターをアップデートし、求人情報を探しましょう。また、面接の準備も忘れずに行いましょう。プロジェクトやスキルの実績を強調することが大切です。
6. **継続的な学習と適応**: デジタル分野は常に変化しています。新しい技術やトレンドに追随し、自己啓発を続けましょう。
このプロセスを進める際に、具体的な質問やアドバイスが必要な場合は、どんどん聞いてください。デジタル分野での成功をお祈りしています!
役割を与えて、相談したいことをザクっと相談しただけで、非常に具体的な回答を返してくれました。一方的な感じが強く、相談としては置いていかれる感じが強いですね。
基本情報を与えてみる
私からのプロンプト:私は現在自社で非IT系の製造業分野でエンジニアをやっています。その私が自社の中でデジタル人材になるために、まずやるべきことは何でしょうか。
非IT系の製造業エンジニアからデジタル人材に転向することは可能ですが、以下のステップを考慮することが重要です。
1. **自己評価と関心の特定**: IT分野は広範で、どの分野に興味があるか、どのスキルを習得したいかを特定しましょう。プログラミング、データ分析、ネットワーク管理、セキュリティなどがあります。
2. **オンラインリソースの利用**: 選んだ分野に関するオンラインコースや教材を探し、学習を始めましょう。自己学習ができるプラットフォームやウェブサイト(Coursera、edX、Udacityなど)を活用しましょう。
3. **プロジェクトと実践**: 学んだスキルを実際のプロジェクトに適用してみてください。自社のITプロジェクトに参加するか、個人プロジェクトを開始してみましょう。実践がスキルの習得に大いに役立ちます。
4. **同僚や上司とのコミュニケーション**: ITへの転向について、上司や同僚とオープンにコミュニケーションをとりましょう。彼らのサポートやアドバイスを受けることができるかもしれません。
5. **専門家のアドバイス**: IT分野のプロフェッショナルやキャリアカウンセラーからアドバイスを受けることも検討してください。彼らは適切な方向性を提供することができます。
6. **業界のトレンドを追跡**: IT分野は急速に変化していますので、業界の最新トレンドや技術を追跡し、それに合わせてスキルをアップデートしましょう。
7. **転向計画の策定**: IT職種への転向に向けて、具体的な計画を策定しましょう。タイムラインや目標を設定して進捗を追跡し、着実に目指していきましょう。
このプロセスを着実に進めていくことで、非IT系からIT分野への転向が成功する可能性が高まります。自身のキャリア目標を明確にし、ステップバイステップで進んでいくことが重要です。
私自身がこれまでIT系の業務経験がないという情報から、妥当と思われるアドバイスをくれました。暗に、難しさがあることを匂わせてくれています。一方で、こちらの状況に対して深堀して聞いてくれるわけではない(IT以外の業務経験など)ので、アドバイス自体は一般的なものに留まっています。
具体的にやりたいことを伝える
アドバイスに従い、実践しようとしているプロジェクトを伝えます。
私からのプロンプト:まず今私が自分の業務の中でやりたいこととしては、 業務の中で発生した膨大なデータを整理するデータベースを作りたいと思っています。
膨大なデータを整理し、データベースを作成することは生成型AIを活用する優れたプロジェクトです。以下は、そのプロジェクトを進めるための一般的なステップです。
- データの整理と評価: まず、どのデータを整理し、データベースに組み込むかを評価します。データの品質、形式、ソースを確認しましょう。
- データベースの設計: データベースのスキーマを設計します。どのテーブルが必要か、データの関係性を考えます。
- 生成型AIモデルの選定: データの整理に生成型AIを使用するため、適切なモデルを選びます。テキストデータの整理にはGPT-3などが有用です。
- データの前処理: データをモデルに適した形式に前処理します。テキストデータのクリーニングやフォーマット変換が含まれます。
- モデルのトレーニング: 選んだAIモデルをトレーニングし、データを整理するタスクを学習させます。モデルがデータの整理方法を理解できるように訓練します。
- データの整理: AIモデルを使ってデータを整理し、データベースに挿入します。例えば、不要な情報を削除したり、データをカテゴリーに分類したりします。
- 品質の確認: 整理されたデータを検証し、品質の問題や誤りを修正します。
- データベースの運用: 定期的にデータの更新と整理を行い、データベースを適切に運用します。
- セキュリティとプライバシー: データベース内のデータはセキュリティとプライバシーが重要です。適切なアクセス制御と保護策を実施しましょう。
- トレーニングとサポート: チームメンバーにAIモデルのトレーニングを提供し、データベースの適切な使用方法を教育します。
データベースの整理は業務プロセスの効率化に大きく貢献し、生成型AIを活用することで自動化とスケーラビリティを向上させることができます。順を追ってプロジェクトを進め、ビジネスに価値を提供しましょう。
ここでも、どのようなデータがあるのか、データベースを構築する目的などの基本的な情報を聞くことなく、勝手に回答してくれました。
ここまでくると、ちょっとありがた迷惑ですね。
心情を吐露してみる
今度は少し趣向を変えて、デジタル人材を目指すことに対して不安に思っていることを正直に伝えてみました。
私からのプロンプト:正直、今まで非IT系の仕事ばかりしていたので、これからデジタル人材になるということに対して非常に不安を感じています
IT分野への転向は大きな一歩ですが、不安を抱くことは自然です。以下は、不安を軽減し、成功するためのアドバイスです:
1. **目標設定と計画**: はじめに、具体的なキャリア目標を設定しましょう。どの分野に進むか、どのスキルを磨くかを明確にし、進むべき道を計画します。
2. **学習の段階的アプローチ**: IT分野は広範で深いため、全てを一度に学ぶ必要はありません。スキルや知識を段階的に習得し、徐々に成長しましょう。
3. **オンラインコースとリソース**: オンラインコースや教材は多くの情報を提供しています。自分のペースで学べるため、活用しましょう。
4. **実務経験**: 学んだスキルを実務で活用することが重要です。プロジェクトや課題を通じて経験を積み、実践力を高めましょう。
5. **コミュニティとサポート**: ITコミュニティに参加し、他の専門家と交流しましょう。彼らからアドバイスやサポートを受けることができます。
6. **失敗を受け入れる**: IT分野は試行錯誤がつきものです。失敗を受け入れ、それを学びの機会と捉えましょう。
7. **自己啓発と更新**: ITは常に進化しています。新しい技術やトレンドに追随し、自己啓発を継続しましょう。
8. **プラス思考と自信**: 自分の能力を信じましょう。ポジティブな思考と自信は成功への大きな要因です。
不安は新しい挑戦に対する自然な感情ですが、適切なサポートと計画を持つことで克服できます。自分の成長とキャリアに自信を持って進んでいきましょう。
こちらの感情に対して寄り添ってくれる訳ではなく、解決策を一方的に提示してくるだけなので、これはコーチングとしては完全にNGですね。
まとめ
今回は、ChatGPTにコンサルタントになってもらってキャリア相談をしてみました。結果として、早合点であったり一方通行であったりと、他者に共感して寄り添うような行為はまだまだ人間には及ばないことがわかりました。
一方で、非常に前向きで紳士的にアドバイスをくれるので、元気づけて欲しい人にとっては、非常に良い使い方ができるのではと感じました。
結局はAIもツールですので、適材適所な使い方をする必要があることがわかりますね。アイデア出しや、自分の気づいていない選択肢を提案してもらうなどの色々な使い方を試してみてください。
AIと共に未来を創る!
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